「大河ドラマ・光る君へ」で
主人公の紫式部と藤原道長の恋仲の様子が描かれていますね
藤原道長との関係はヒミツなの
紫式部と藤原道長の関係はいったいどのようなものだったのでしょうか?
大河ドラマ・光る君へで描かれる紫式部と藤原道長の関係
「大河ドラマ・光る君へ」では、主人公のまひろ・紫式部(演 : 吉高由里子)と藤原道長(演 : 柄本佑)は幼い頃から親交があり、大人になってからは恋仲となっています。
道長と紫式部の関係性が今までの大河では描かれなかったことなので
賛否ありますね
さらに、紫式部には夫の藤原宣孝(演 : 佐々木蔵之介)がいるのにもかかわらず、道長と関係をもってしまい、子・藤原賢子までできてしまいました。
しかも、第36回で紫式部は2人目の子を妊娠しているようですね
紫式部は藤原道長の妾だった?
南北朝時代(室町時代)にできた文献によると、紫式部は藤原道長の妾として記載されています。
右衛門佐宣孝室 御堂関白道長妾云々
尊卑分脈
しかし、尊卑分脈は平安時代から300年以上経ってから作成されたものであり、ところどころ間違いが多い書物と言われています。
300年以上も経っていたら
間違いも多いですよね
また「云々」は確定事項ではなく、そのように噂されているということなので、全くわかりませんね。
藤原道長には3人の妾がいた!!?
藤原道長の正妻は左大臣・源雅信(演 : 益岡徹)の娘・源倫子(演 : 黒木華)であり、源明子(演 : 瀧内公美)も妻としています。その2人の妻とは別に3人の妾がいました。
倫子様と明子様はときどきバチバチしているわね
藤原道長の妾は、大納言の君、四の御方、五の御方であり、3人とも道長の縁者で、道長の娘に仕えている女官の筆頭でした。さらに、3人とも未亡人(寡婦)であり、政略上に婚姻を結んでいました。
妻だけじゃなくて妾とも政略結婚をしないといけないんですね、、、
紫式部日記に残る藤原道長と紫式部の関係
紫式部日記の中に藤原道長と紫式部の関係を示唆する記述が残っています。
「紫式部日記」は紫式部が書いた日記ですね
この中で枕草子のことをこき下ろしていたりします
ある夜、紫式部が寝ていると戸を叩くものがあったといいます。しかし、紫式部は怖くて戸をあけずにやり過ごしました。そして、翌日に目が覚めると、戸の前に和歌がおいてあったといいます。
よもすがら 水鶏よりけに なくなくぞ まきの戸口に たたきわびつる
紫式部にはこの和歌をおいていった者の正体が藤原道長であることが名言されている訳ではありません。しかし、この話の前に、道長が紫式部をからかったエピソードがあるために、和歌をおいていったのは道長ではないかと言われています。
日記によると藤原道長と紫式部の関係は良好だったようです
源氏物語に記述される紫式部と藤原道長の関係
紫式部は源氏物語を書いたことで有名ですが、その中に紫式部と藤原道長の関係を示唆する記述が残っています。
「源氏物語」の主人公である光源氏は、多くの女性と関係を持っていますが、空蝉や明石の上は一度求婚を断った後、最終的に彼の妻となっています。このように、先ほどの和歌にあったように、道長が紫式部に一度恋の申し込みを断られたからといって、彼女が最終的に妻にならなかったとは限らないことを示唆しているのではないでしょうか。
これらの事実を並べてみると、
藤原道長と紫式部は恋仲だったのではないでしょうか