いよいよ源氏物語を書き始めましたね
発想が降りてきたところの表現がおもしろかったですね
そうね
物語は突然降ってくるのよ
だから、カササギ物語をもう一度かけないの
これから紫式部は宮中に宮仕えしていくけど
どのように描かれるか楽しみですね
第32話のあらすじ
「誰がために書く」
道長（柄本佑）の思惑通り、一条天皇（塩野瑛久）はまひろ（吉高由里子）が書いた物語に興味を示す。そこで道長は、まひろに道長の娘・彰子（見上愛）が暮らす藤壺へあがり、女房として働きながら執筆することを提案。狙いは、一条天皇が物語の続きを読むため、藤壺へ来ることを増やし、彰子との仲を深めるきっかけにすることだ。まひろは道長の提案に戸惑うが、父・為時（岸谷五朗）に背中を押され…
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第32話の相関図
第32話のネタバレ
1005年（寛弘2年）3月、一条天皇（塩野瑛久）と藤原定子（高畑充希）の子・脩子内親王が裳着の儀式が行われました。この日、一条天皇は未だに公卿に復活していない藤原伊周（三浦翔平）を大納言の上座に座らせます。それは、一条天皇の狙いは藤原道長（柄本佑）への牽制でした。
一条天皇は道長に抵抗しようとしているのでしょうか
その数日後、道長は藤原公任（町田啓太）、藤原斎信（金田哲）、藤原行成（渡辺大知）を集めて漢詩の会を開きました。その場に、藤原伊周と藤原隆家（竜星涼）を招きます。藤原伊周は漢詩の会の前に道長に挨拶をして、見事な漢詩を披露します。漢詩の会が終わった後、公任は斎信と行成に道長の大きさを話しました。伊周の態度は、「本心とは違うだろう。逆に、左大臣様の敵を広い心で受け入れる器の大きさだ。」
伊周はいちまで道長に敵対する気なの？
その後、一条天皇は道長を内裏で呼びます。「伊周を陣定に参加させるため、公卿たちを説き伏せろ。」「陣定は、参議以上と決まっておりますので、誰かみまかわれるか退かない限りありえませぬ。」「お主なら難しいことも説き伏せることができるであろう。」
「難しいですが、諮ってみましょう。お上先日、差し上げた物語はいかがでしたでしょうか。」「ああ、忘れておった。」
道長はそれを聞いて、まひろの元に向かいました。「一条天皇の好みには合わなかったようだ。」「今は書きたいものを書こうと思っております。その思いにさせてくれた道長様には感謝したしております。」まひろは、道長に物語を渡した後にも修正を加えていました。「それがお前の生きる道か。」その後、道長が藤原彰子（見上愛）を訪ねると一条天皇に呼び止められます。
「読んだぞ。あれは、朕へのあてつけか？」「いえ。」「あれは、誰が書いたのだ。」「藤原為時の娘です。」「定子からききょう（清少納言）の友として紹介されたことがある。また、会いたいのう。」
一条天皇は源氏物語を気に入ったのでしょうか
道長は再び、まひろの元を訪れます。
「まひろ、中宮の女房のならないか。」「そうすれば、一条天皇に会う機会ができると考えたからです。」
まひろは、中宮・彰子の女房になる話があることを藤原為時（岸谷五朗）に相談します。「一条天皇に認められて藤壺で女房となることは、名誉なことだ。」そういって、為時はまひろが中宮の女房になることを認めました。まひろは、賢子を為時に預けて藤壺に上がることを決めました。
いよいよ本格的に源氏物語を書き始めますね
1005年（寛弘2年）9月になり、道長の元に安倍晴明（ユースケ・サンタマリア）が危篤であることを伝え聞きます。道長はすぐに、安倍晴明の元にかけつけました。すると、自らの命を予言しました。「私は今夜死ぬ。ようやく光を手に入れましたな。これで中宮は盤石です。あなたの家から帝も皇后も関白もでるでしょう。ただし、光が強ければ闇も深いものです。」この日の夜、安倍晴明は予言通り亡くなりました。
「光る君へ」は「祟り」は祟られるし「予言」は当たるし
おもしろいですね
11月に入り、一条天皇は再び藤原伊周を陣定に招く宣言をします。その頃、まひろは藤壺に行き中宮・彰子に挨拶をしました。彰子については、長い付き合いである赤染衛門（凰稀かなめ）でも奥ゆかしいことからよく理解することができていませんでした。この日の晩、皆既月食が起き内裏は静まり返っていました。月食が終わるころに内裏から火の手があがります。これを人々は、伊周を陣定にした祟りだと噂しました。
一方、伊周は一条天皇に打ち明けます。「内裏の誰かが私が陣定になったことから、不満を持ち火をつけたのでしょう。火をつけるなど、お上の命を危うくします。お上にとって信じるに足る者は私だけにございます。」
12月29日為時の屋敷では、まひろをみんなで見送ります。「帝に認めていただき、中宮様に仕えるお前を誇りに思う。すばらしい物語を書き、帝と中宮様のお役に立てることを願っておる。」「はい。精一杯つとめてまいります。」「お前が女子であって良かった。」幼いころから、まひろが男であればと言われて育ったことから、まひろはその言葉に心打たれます。
はじめて文学の才があって
父上に褒められたわ
その頃、内裏では「物語を書く女房」という前代未聞の存在のまひろのことが噂になっていました。それは決して良い噂ではありません。そのため、まひろが女房達に挨拶すると冷ややかな視線を向けられたのです。
まひろ（紫式部）は特殊すぎて
宮中でいじめにあいますからねー
第32話の視聴率
11.2 ％（世帯視聴率 : 11.2 %、個人視聴率 : 5.6 %）
次回予告
「式部誕生」
道長（柄本佑）に頼まれ、まひろ（吉高由里子）は彰子（見上愛）が暮らす藤壺に住み込みで働き始める。まひろは早速、物語の続きを書こうとするも、宮中での暮らしに慣れず、思うように筆は進まない。悩んだまひろは、道長の反対を押し切り、家に戻って執筆することに。この頃、一条天皇（塩野瑛久）の命で除目の儀に復帰した伊周（三浦翔平）が不穏な動きを見せ始めていた。数ヶ月後、書き進めた物語を持って藤壺を訪ねると…
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